今週突如リリースされたWiki機能、その名の通りWikiとして使うときに欲しい機能を備えているか、機能の確認と既存ページがどう変わるのか個人的な考えとともに書いていく。
2023/04/09更新:孫ページもビューで表示できたので修正
2023/04/10更新:APIから見るとどう見えるか追記
Wikiと有効性確認済みページ – Notion (ノーション)ヘルプセンター
Wiki機能
ページをWikiに変換することができる。Wiki変換したページ配下のページをデータベースアイテムとしてビューで管理することができつつも、 ホーム
ビューでページとしての機能も保持できる機能。データベースをWikiに変換することはできない。
実際にWikiに変換してみる
言葉で説明するのが難しいので、実際に以下のようなページツリーの親ページをWikiに変換してみる。
変換したページは、ページ上部にデータベースのビュータブと検索ボタンが付く。
この検索ボタンはデフォルトでWikiの変換したページ配下のみを検索対象にしてくれる(超欲しかった機能!!)
他のビューはすべてのページと自分がオーナーになっているページの一覧を確認することができる。このビューは変更可能だし追加もできる。しかしページのみが対象でデータベースとデータベースアイテムは表示されない。
この機能で子ページがデータベースのビューのように確認することができるようになるが、元のページの場所が変わるわけではない。
変換の相関を図にする
図で表すと以下にようになる。
APIから叩いてみる
ページなのかデータベースなのかよくわからない状態になっている印象。今後整理されていくとは思うが。
Wiki化したページ
- Retrieve a database
database
として扱われている- Retrieve a pageでは取得に失敗する
- Append block children
- ページ部分に問題なく追加された
- Create a page
- parentにWiki化したページIDを
database_id
として指定したら、データベース部分に追加できたがビューからは表示されない- 直リンか検索でしか辿り着けないページになるため実用すべきではない
- parentにWiki化したページIDを
page_id
として指定するとエラーで作成できない
- parentにWiki化したページIDを
Wiki化したページの子ページ
- Retrieve a page
parent
は同じくdatabase
になっているproperties
はなぜかtitle
のみしか返ってこない- データベースアイテムではなくページとして扱われている感じ
Wiki機能で解決できるポイント
- 特定ページ配下の検索がデフォルトページフィルタによって楽になった
- 特定ページ配下で自分が関わったページの把握が楽になった(しかしページ限定)
- 特定ページ配下の最近更新されたページの把握が楽になった(しかしページ限定)
- Wikiをロックすると配下のページをすべてロックできるため、権限をいじらなくても閲覧専用ページを作りやすくなった
改善してほしいポイント
すべてのページ
に子データベースや子データベース内のアイテムも表示してほしい- Wiki配下のページもWikiに変換できるようにしてほしい
ホーム
のようにページとして使えるビューが1つしか作れない- ホームが肥大化してしまうのでサブホーム的なのが欲しいときもある
- 有効期限が入力式ではなくデフォルトで1年後とかに設定できるようにしてほしい
- ドキュメント作っているときに、その情報の有効期限が初めからわかっているシーンってかなりレアでは?
総評
個人的には検索の改善が一番のポイントですね。
とりあえず元に戻せるし親ページに当たるものは全部Wikiにしておいていいと思います。
他のWikiから移行してきたページ郡をWiki機能で管理するというのが使い方としては親和性高そう。
反面、すでにページ配下にいくつかのデータベースを使って管理していた場合、このWiki機能と相性がよくないです。このあたりは今後改善していってほしいですね。